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りんかいチャンレンジカップ

昨日はりんかいチャンレンジカップのアドバンスト部門に参加しました。この大会は初めて参加したのですが、三段以上の選手だけ参加できる部門ということで、強豪選手と多数対戦できたのが良かったです。4勝2敗第3位となかなかの好成績を取ることができました。詳しい解説をする時間がないので、一言コメントと棋譜を載せておきます。


1回戦
●時 優瑚 Toki Yugo
○村上 健 Murakami Takeshi

ずっと大苦戦だったのですが49が痛恨の敗着。f8を空けて右下を3個空きで残しておけば、白は偶数理論から白h8→黒h7→白f8と打つことになります。この手順ならば右辺に黒の確定石3個(h5、h6、h7)が残るため、h7に打たされて右辺を全て白に取られてしまった実戦よりも明らかに得でした。



2回戦
●村上 健 Murakami Takeshi
○三屋伸明 Mitsuya Nobuaki

30が疑問。31が好手で黒e3、g6と2箇所に黒の好手が残ってしまいました。41が勝負を決める好手。



3回戦
●村上 健 Murakami Takeshi
○中島哲也 Nakajima Tetsuya

16でh4なら互角でした。実戦16が悪手で以後白が大苦戦に。



4回戦
●村上 健 Murakami Takeshi
宮崎裕司 Miyazaki Yuji

これは非常に面白い好局です。53と打った時点では黒の勝ちだと思っていたのですが、そこで絶好調宮崎五段のマジックが出ます。54が局面を混迷させる好手! そこでまんまとマジックにハマった55が敗着。ぜひ読者の皆さんもこのあたりの局面を読んでみて下さい。オセロの終盤の醍醐味が味わえることと思います。



5回戦
●村上 健 Murakami Takeshi
○高梨悠介 Takanashi Yusuke

得意の種石切りで強引に攻めたのですが、流石3回目の世界チャンピオンとなったばかりの王者高梨九段。隙がありません。私の完敗に…。


6回戦
●小塚勝彦 Kozuka Katsuhiko
○村上 健 Murakami Takeshi

ワールドカップ日本代表を決め、「長くやっていればたまには良いことがあるのですね」という小塚五段。全くその通り。同世代のベテランの活躍は嬉しいものですね。ワールドカップでは3日目のベスト8出場を目指して頑張って欲しいです。さてこの試合は途中随分白が良いような気がしたのですが、30~34の打ち方がまずく好手35で形勢不明に。敗着は43。ここは黒h2なら僅かに黒優勢でした。44以降は一本道で白の勝勢になりました。


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さいたまオープン解答

こしあんさん、はせらさん、そしてNO NAMEさん、コメントありがとうございます! では正解を。

木村vs菱山①.png
黒番。最善手順は?

②.png
一手目はh1です。次に白の選択肢は3つありますが、b2は黒e1から黒a1→a8→b7の連打で白勝てません。従って白の手はg1かh2ということになります。

15.png
白がg1に打った場合黒はh2に打ちます。ここで白b2は、やはり黒e1から黒a1→a8→b7の連打で駄目なので白はe1の一手。そこで黒b2が好手。

④.png
これで黒はb7という大きな手止まりを残して快勝です。

⑤.png
従って2手目の白はh2が正解。こう打たれると黒は上辺をどう埋めていってもいずれ白b2と打たれ、ホワイトライン(a1~h8の斜めライン)の白通しのためにa1の隅を取れず勝てないように見えます。

16.png
そこで黒b7→白a8でe4の黒石を白くしてもらい、黒b1!でg6を黒くして黒g1→e1の連打を狙う、という発想が生まれれば正解に近付きます。

⑥.png
しかし3手目ですぐに黒b7には白b2!が好手。黒がg列を返しつつg1に打つには白a8→黒b1の交換を実現しなければなりませんが、黒番でかつ白にa8の余裕手が残っているこの状況では、白a8→黒b1の交換をすぐに強制することはできません。唯一黒e1→白g1→黒a1とすれば白a8を強制できますが、その段階では既に黒b1の手の価値がなくなっているのです(g1が既に埋まっているため)。

7.png
「黒b7の時に確実に白a8と取ってもらうにはどうしたら良いか?」と考えて初めて3手目の正解にたどりつきます。それは黒b2!

8.png
白はa1と隅を取るしかありません。あとは一本道です。

9.png
e4の黒石を白くしてもらうために黒b7。

10.png
指定打ちの白a8。

11.png
g6を黒くするために黒b1。

12.png
指定打ちの白c1。

13.png
遠大な計画を実現した黒g1。

14.png
白はパスで手止まりは黒に。黒2石勝ち。


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